安楽死の出来る読了

本年２７冊目の読了です。






３月３日読み始め、同４日の読了です。

古本を買い求めました。



著者は三井美奈さん。

発刊当時、読売新聞の記者さんです。

諸事情により「愛の流刑地」上下巻の間に１冊挟みました。。^^



安楽死推進派の私はこれは読んでみなくちゃと云うことで買い求めました。

安楽死の法制化で先進のオランダの事例を主に紹介しています。

オランダでも法制化に関し賛否両論があったようです。



一定の条件のもと医師が積極的に薬剤投与し安楽死させるのが認められている。

担当する医師のストレスは想像を超えるもので、

安楽死を実施する都度、恐怖と緊張に襲われるのだと。



また、本人の明確な意思表示があっても、

安楽死後、家族から罵声を浴びせられる事例もあるようです。

医師の負担を軽減するためのケアが重要視されている。

法制化されてもいろんな問題を含んでいると云えるのでしょう。



「先生ありがとう。私、オランダ人でよかったわ。

自分の意志で死ねるんですもの。」と安楽死した方の言葉が

強く印象に残りました。



少子高齢化が最も深刻な日本こそが安楽死法制化に取り組むべきと考えます。

一日も早く「日本人でよかった。自分の意志で死ねるから。」

と云える社会になって欲しいものです。